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zoom RSS 恥を知れ

<<   作成日時 : 2010/02/08 20:58   >>

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 『産経新聞』2月6日に、「【衝撃事件の核心】「鉄ヲタ専用車両でーす」暴走する一部鉄道ファンの行き着く果ては…」という記事がある。
 写真を撮ったり、遠くまで旅行したり、ダイヤを眺めたり…。こんなさまざまな楽しみ方がある鉄道。最近は女性の愛好家も増えるなど鉄道ファンの数は増加傾向にあるようだ。ただ、人気上昇にあわせるように一部でマナーが問われる事態も発生している。さらには単なる迷惑行為にとどまらず、犯罪としか言えないような行為も。多くの良心的なファンからは「鉄道を楽しむ場を自ら少なくする行為だ」と懸念する声が高まっている。彼らは、なぜ暴走してしまうのか−。(豊吉広英)

ホームの先端にカメラの放列 狙うは丸いヘッドマーク

 1月24日、神奈川県と埼玉県の間を結ぶJR京浜東北線。平日なら通勤通学客で混雑するこの路線も土日祝日の昼間となれば、そう多くの乗客はない。日曜日のこの日も、多くの列車は閑散としていた。一部の例外を除いては…。

 午後3時半過ぎ。横浜方面へ向かう列車が東京駅に滑り込んできた。その先頭と最後尾の車両には「ありがとう」「209系」などと記された丸いヘッドマークが装着されている。ホームの先端では、カメラを構えた数十人の一団が待ち構え、ヘッドマークをつけた列車が近づくと一斉にシャッターを切っている。

 この日は京浜東北線から「209系」と呼ばれる通勤型車両が引退する日。ホームの人だかりは、京浜東北線を走る「209系」電車の最後の姿を目に焼き付け、雄姿を撮影しようとする鉄道ファンだったのだ。

 別れを惜しむファンは、車内にも多数乗っていた。特に先頭の車両は朝のラッシュ時にも負けない満員状態だ。

 何も知らずに乗ってきた一般の乗客。その目の前では、信じられないような異様な光景が繰り広げられていた。
「一般人は乗れませーん」 響く声に周囲は…

 ほとんどが男性のその集団は、駅に到着するたびに「うおー!」という歓声を上げていた。そして、ドアが開くと同時に一斉にホームへ駆けだして写真を撮り、また駆け足で車両に戻るという動きを繰り返す。車内を見渡すと、座席では靴を脱いで立ち上がり、うれしそうに車内を眺める少年の姿もある。隣に座った初老の女性は、少年が背負ったバックパックが何回もぶつかり、思わず顔をしかめているが、車内で大声を上げる集団は誰も少年をとがめようとしない。

 そのうち、一般の乗客が乗ろうとすると、満員の車内から、甲高い叫び声が聞こえてきた。

 「一般人は乗れませーん」

 「鉄ヲタ専用車両でーす」

 途中、外国人とみられる親子が乗ってきたが、父親に抱かれた幼児は、あまりの騒音に泣き出してしまった。何が何だか分からない様子の親子は、次の駅で慌てて下りる羽目に。

 午後6時13分。京浜東北線を走る最後の209系が終点の南浦和駅に到着する時間になったが、その列車は定刻を過ぎても姿を現すことはなかった。やっと先頭車両に設置されたヘッドマークが見えてきたのは、予定時刻を20分以上も過ぎたころ。一連の騒動でダイヤが乱れたとみられるが、「まあ、こういう車両ですから」。ホームで警備を行う駅員は、あきらめた口調でこうつぶやく。

 列車がホームに滑り込む。ドアが開いた瞬間、満員の車内からカメラを持ったたくさんのファンが駆け降りた。ヘッドマークを見ることができるホームの両端は、たちまちカメラを持った鉄道ファンで埋め尽くされた。

 「押すなよ!」「お前、邪魔!」

 こんな怒声も聞こえてくる。

 しばらくホームにとどまった209系。京浜東北線での役割を終えた車両は、車両基地に戻るため、また静かに動きだした。

 「ありがとう、209系!」。ほおを赤らめ、ホームから遠ざかる209系に声を掛け、見つめる鉄道ファンたち。それだけなら、心温まる情景なのだが…。

 「彼らは『葬式鉄(そうしきてつ)』と呼ばれる人たち」と説明するのは、小学生のころから鉄道を愛して止まないという会社員の男性(32)だ。

 「車両や路線が廃止されるときに、最後の雄姿を目に焼き付けたり、写真に撮りたいという人たちで、多くは良識的だけど、一部で車内で大声を出したり、周りに迷惑を掛けたりする不届き者がいる。思い出の車両との最後の別れを惜しんで訪れた本当のファンは、みんな白い目で見ている」とため息をつく。

 葬式鉄の暴走はしばしばみられるようだ。昨年12月5日には東京と千葉、茨城方面を結ぶ常磐線で「207系」電車が引退したが、この時は2度にわたってカメラを構えたファンが線路に近づき、列車が緊急停止する事態を引き起こしている。(中略)

 鉄道各社で頭を抱えている迷惑行為は、ファン同士の撮影場所の取り合い▽鉄道敷地内への無断侵入▽係員のお願いや制止の無視▽鉄道施設に対する落書き、盗難▽記念撮影をする親子や一般利用客に対する妨害行為や罵声(ばせい)▽チケットやグッズの買い占め−などがあるという。(中略)

 鉄道各社は、対応に苦慮している。

 「明らかに違法と思われるものには、しっかりとした対応をさせていただいている」と話すのはJR東日本。ただ、実際には、そうはうまくいかないようだ。

 ある鉄道会社の職員が打ち明ける。

 「迷惑行為といっても、正規の運賃を払っている以上、乗客であることに違いはない。危険だったり、違法だったりするならともかく、乗客同士のトラブルではあまり強くモノも言いづらい雰囲気はある。本来なら一般乗客の利便が一番優先されるべきなのだが…」
(以下略)

 私も新線の開業日に撮影に行ったり、廃止になる線の営業最終日などに撮影に行ったことがある。鉄道に限らず、何かの開業、あるいは最後の雄姿を目に焼き付けたい、あるいは写真に収めたい、というのは普通の心理であろう。そのとき、先頭部には記念のヘッドマークなどが付けられるが、これらは全て鉄道会社の好意であると考えている。
 最近は女性の鉄道ファン、いわゆる「鉄女」と呼ばれる人も増えており、以前と比べて鉄道に対する趣味は広がりつつあると考えている。しかし、このような輩がいるおかげで冷ややかな目で見られることも多い。自分で自分の首、いや鉄道趣味に対する首を絞めていることに気付かないのか。鉄道会社の好意でやっていただいているのだから、それに対しては正しいマナーで応え、その列車、あるいはその路線に応えるのが当然である。
 鉄道とは公共交通機関である。それに乗ろうとする人に対し、「鉄ヲタ専用車両でーす」とは何事か。仕事などで利用する人を排除し、趣味で乗る人間を優先しようとするとは呆れて言葉も出ない。まさに「恥を知れ」である。
 鉄道に対する趣味を持つ人を「鉄道ファン」という。基本的に私は「鉄道マニア」、あるいは「鉄道オタク」という呼び名は蔑称であると考えている。「鉄ヲタ専用車両でーす」という連中は自分を自分で貶めている。良くないことであると自分で分かっているのだろう。
 鉄道写真において、やってはいけないことがいくつかある。まず、走ってくる列車に対しストロボを焚かないこと、撮影地において荷物などを置いて場所を占有しないこと、そして線路内に入らないこと(線路に近づきすぎないこと)などである。これは列車の運行と自分の安全確保を考えてみれば当然であり、今更言う必要も無いことである。
 カメラを構えたファンが線路に近づき、列車が緊急停止したそうであるが、こんな連中は列車に轢かれて死ねばよい。好きなもので死ねれば彼らも本望であろう。しかし、それで列車が止まれば鉄道会社、そして一般の乗客に迷惑がかかる。これではさらに鉄道趣味に対する理解が無くなる。
 本来、鉄道に限らず、社会では一般客の利益が第一に優先されるべきであり、趣味で使う者の利益はその次である。たとえ運賃を払っていても一般客を妨害する者は排除して構わないと考える。たとえネット上などでそのような者が吠えたとしてもそれに共感する者など誰もいない。さらに自分で自分の首を絞め、冷ややかな目で見られるだけである。

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鉄道ファンとして守るべきマナー
一昨年の、0系新幹線引退。 昨年の、ブルートレイン「はやぶさ・富士」廃止、阪神なんば線開業。 今年も、新幹線500系の「のぞみ」からの完全撤退、ブルートレイン「北陸」&急行「能登」廃止…。 鉄道関連だけでも、ここ数年は正に、イベントラッシュとも言える状態であり、またそれに ...続きを見る
康二郎Project2033
2010/02/11 23:54

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